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図書惑星ニビル

図書惑星ニビル Library Planet Nibiru

 シュメール人の故郷にしてビブリオ教、シュメール教共通の発祥地。既知宇宙最古にして最大の図書館。創造神の記した記録や、人類の出自についての秘密が記された禁書などが収められていた。

 紙の丘の上に文字の花が咲き、地を掘りおこせば知識が湧き出でる、全ての読書狂の理想郷であったとされる。伝聞系で言うのは、その星が今はもう無いからである。

 ニビルに置かれたあまりに多くの知識に、時のアトランティス帝国皇帝が恐れをなし、惑星ニビルの破壊を命じたのだ。シュメール人たちは預言者アヌンナキに導かれ、第一聖典たるラー・ビブリオティカに乗ってなんとか難を逃れたが、その事件により多くの知識が失われてしまったという。

 ふりかえったかれらは、本を焼く青いほのおを見た。かれらは悲しみに泣い
た。その時かれらの流したなみだが星ぼしととけ合ってあまのがわになった。
アヌンナキは言われた。「行こう。わたしたちはこのかなしみを忘れないでお
こう。」そして、第一の聖典をひらかれた。
             ――ビブリオ教『旧約紙典』出ニビル記より

 銀河大戦のおり、第三の預言者パピルスの活躍によってアトランティス帝国から奪還する。惑星は壊れようとも、この地はビブリオ教徒の故郷なのだ。



 なお、上記内容は全て「ビブリオ教に伝わる伝説」によるものなので、本当のところどういった惑星であったかは今ひとつ定かではない。