Create  FrontPage  Index  Search  Changes  RSS  Login

仏教

仏教

 古代インドの釈迦(ガウタマ・シッダールタ)により提唱された宗教。

歴史

 釈迦の死後、その教えは弟子たちによる口伝で伝えられた。しかし、この頃既に教義解釈の相違で上座部と大衆部に分裂していた。これらは部派仏教と総称されている。

 部派仏教の一部はスリランカやタイに伝わり、これらは南伝仏教と呼ばれている。

 この頃の教義は出家することにより自己を救済するという色がまだ強かったと思われる。

 この部派仏教に対し、より救済の幅を広げる形で勃興した宗教運動が大乗仏教であり、大衆部仏教の教義やストゥーパ信仰などにその起源があると考えられている。

 これは中央アジア経由で中国や朝鮮半島、日本へと伝播したため北伝仏教とも呼ばれる。

 また、7世紀頃にヒンドゥー教?のタントリズムと仏教が習合して密教が生まれる。しかし、これによって仏教のヒンドゥー化が進み、結果的にインド仏教はヒンドゥー教に取り込まれる形となった。

日本での仏教

 日本への仏教渡来は538年、百済の聖明王から仏像と仏典が朝廷に贈られたことから始まると考えられている。しかし、それ以前にも渡来人やその子孫など、信者自体は存在していたと考えられる。

 奈良時代になると東大寺建立の頃、教義研究を行っていた学僧の研究集団が宗派と呼ばれるようになり、三論宗、成実宗、法相宗、倶舎宗、律宗、華厳宗という南都六宗が成立する。

 この頃の仏教は国家の護持や教義解釈などが主な活動で、民衆への布教は行基などの私度僧が行っていたとされる。

 平安時代に空海、最澄の入唐により、あらゆる者は仏となることができる一切皆成など、新しい仏教パラダイムが渡来した。

 また、平安末期は末法という一種の終末思想が流行し、阿弥陀信仰や浄土信仰が広まった。平等院鳳凰堂も阿弥陀浄土を模した造りであると考えられている。

 鎌倉時代になると学僧として比叡山などで研鑚した僧が民衆へ向けた宗教活動を展開する。主なものとして日蓮系、浄土系、禅系などがあげられる。これらは易しく実行できる種類の行いを軸にしており、在家の信徒にも大きく広まった。

メモ

二つ名などにこれらを参考にすると中二病らしくていいと思う

六道地蔵観音
地獄道檀陀地蔵聖観音
餓鬼道宝珠地蔵千手観音
畜生道宝印地蔵馬頭観音
修羅道持地地蔵十一面観音
人間道除蓋障地蔵※准胝観音
天道日光地蔵如意輪観音
  • ※准胝若しくは不空羂索

十二神将

梵語片仮名平仮名漢字本地仏干支
くびら宮毘羅弥勒菩薩
ばさら伐折羅勢至菩薩
めきら迷企羅弥陀如来
あんちら安底羅観音菩薩
あじらアジ羅如意輪観音
さんちら珊底羅虚空蔵菩薩
いんだら因陀羅地蔵菩薩
はいら波夷羅文殊菩薩
まこら摩虎羅大威徳明王
しんだら真達羅普賢菩薩
しょうとら招杜羅大日如来
びから毘羯羅釈迦如来
  • 十二天将とは無関係
  • あじらのアジは【安頁】【イ爾】
  • 薬師如来の十二大願とそれぞれに関連が?

リンク

Last modified:2009/04/08 11:22:55
Keyword(s):
References:[図解天国と地獄] [宗教] [神道] [陰陽師] [日本陰陽道史話]
This page is frozen.