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過去なき娘

過去なき娘

「たぶん、小さい頃……これ、大好きで、よく食べてた。それで……たぶん、最期に、これ食べたいなあって……思いながら、死んだって」

 移ろわぬ者ふたりより、淡蒲萄の台詞

80年余りに渡って、記憶の殆どをもたないまま過ごしてきた吸血鬼、淡蒲萄。大切に思える人々との出会いから、己の過去を少しずつ思い出すようになっていく。

用語や登場人物

淡蒲萄
女子高生の姿をした吸血鬼。記憶が殆どなく、それを当然として80年程過ごしてきた。大沢那琴とつきあい始めたばかり。
片桐壮平
不死身になったばかりの刑事。淡蒲萄にとっては父親的存在でもあり、同じ不死者として、相棒とも呼べる存在。
大沢那琴
水に敵対する高校生。真っ直ぐ。淡蒲萄とつきあい始めたばかり。
西海道アハト
淡蒲萄の部屋に彼女連れで居候している、元聖ローリエ騎士団の上級騎士。

甘味処うつろひ
古い建屋が趣深い甘味処。
聖ガブリエル学院
ミッション系全寮制女子校。山の手のお嬢様学校。
葛餅
淡蒲萄の大好物。毎日食べても飽きないとのこと。食べると美味しくて嬉しくて悲しくて涙が出ちゃう。

メモ

話題まとめ

資料リンク

Last modified:2007/02/23 14:56:10
Keyword(s):
References:[ストーリーライン] [淡蒲萄] [霞ヶ池の闇のエピソード]
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