地下探検部
活動内容
吹利の地下に広がる巨大なダンジョン、通称吹利地下迷宮の探索と調査。
詳細な内容については各個人によって異なるが、理系の部員は迷宮内の特異な生態系調査を、文系の部員は地下に埋もれた遺跡の考古学的調査を、体育会系の部員は迷宮探索を通じての精神修養などを行う傾向がある。
部室
俗称《部室棟の暗部》、或いは《高等部の魔窟》。
元々は戦時中に掘られた防空壕の一つで、ある時はゲバ学生の隠れ拠点として、ある時は不良生徒の溜まり場として、また地下探検部の部室となる以前は、今は無き醗酵食品研究会の密造酒保管庫として使われてきた。それらの名残は今もなお備品と言う形で部室内に残っている。
室内は色気の無いコンクリート張りで、部室棟階段裏倉庫の床に空いた穴から梯子を使って出入りすることが可能。窓も無く薄暗い部屋であるが一応電気は引かれているようで、暗闇に苦労することは無い。
七不思議のひとつである、「高等部五〇年生」を自称する怪老人がひっそりと住み着いている。
旧部室
吹利大学との併合に伴った原因不明の地盤沈下により地中深く沈んだと伝えられる地下探検部の故郷。この部室が失われてから新部室を手に入れるまでの七年間は『暗黒の七年』として、代々の部長にのみ口伝で今もなお語り継がれている。
内部は総黄金張りで、壁面にはちりばめられた宝石類により色鮮やかなヒエログリフが描かれ、玄室に初代部長の木乃伊が眠っている。
と、後に地下探険の途中偶然この部室を発見した20代目部長杉田英三は書き残している。
なお、杉田部長は度を越えた虚言家としても知られており、この記述の書かれたレポートも偽書ではないかと実しやかに噂されているが、真実の所在は定かでない。
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References:[空観木葉] [組織] [吹利地下迷宮] [吹利学校高等部] [山野昌平] [乃藤礼門] [リュート] [コンビ] [人物]