平安時代の結婚
平安時代の結婚
- 貴族の場合には、最終的な決定権は嫁の父にある。ただし誰と結婚させるかについては、母の意向は重要だった。
- 結婚をしないでも夜を共にするというのは、とくに珍しいことではないし、非難されることでもない。
- 嫁の元に住み込む形式だが、親が同居する母系の大家族制ではない。嫁の両親が未婚の子を連れて引っ越したり、新婚家庭に家を新たに作ったりして、別れて住むことが多い。とはいえ同居することが無いわけではない。
- 結婚年齢は上流階級では幼いことが多いが、それ以外では三十過ぎになってからの結婚もあり、とくに適齢期という観念はなかったのではないかとかんがえられている。
関連する用語
- 前妻(こなみ)
- 先にめとった妻。序列ではない。
- 後妻(うわなり)
- あとでめとった妻。序列ではない。
- うわなりうち
- 後妻ができて夫がやってこないことに嫉妬した前妻が、随身、下女、雑人たちに後妻の家を襲撃させること。
- 用語
- 解説
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