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ローテンフェルトの十二使徒

ローテンフェルトの十二使徒

旧ローテンフェルトの十二使徒

 普通、ローテンフェルトの使徒と言えばこの十二人を指して言う。第十三位を除いた前ローテンフェルト侯十二人の弟子。
 彼らは『完全なる存在』を目指した侯の実験の結果であり、完成に至らなかった十二位を除き、全て失敗作とされている。

一位 竜騎士(Drakul)
 名はミルチャ。ルーマニアの奥深くで隠棲する。
 元々、一位たる竜騎士の名は、祖国を守るべく、侯の人造聖人計画に身を委ねたワラキア公ヴラド二世のものであったが、彼は滅ぼされちゃったので跡を継いだ、言わば二世使徒。
 十三位とは犬猿の仲。会ったら殺し合う。
二位 赤原の地母神(Demetria von Rothenfeld)
 名はディミトリア。ローテンフェルト候の実の娘にして、ローテンフェルト候領の神。
 霊脈に牙をつきたて、惑星を吸血鬼化する計画の実験段階として作られたものだが、惑星ごと破壊されれば容易に死に至るという結論に達し、計画は破棄される。
 土地そのものが彼女と交感し続けているため、候領の出来事で彼女の知らないことはない。
三位 虚空断章(Akashic Fragments)
 最初期からいる侯の弟子。弟子たちの中では、もっとも侯に似ていたと言われる。
 石の一族?吸血鬼であり、魔術師。聖堂の構築を得意とする建築家でもある。侯の実験により、アカシックレコードをその内に取り込んだ絶対情報体の相対解凍者。全能者であるが、知覚していない事象を操作できない欠点から、失敗作とされた。
 侯の助手として、十二位の創造に携わる。
四位 神意(Providence)
 最初期からいる侯の弟子。魔道の追及以外に興味を示さない候に代わり、候領運営の実務的な部分をすべてつかさどっていた。
 候の編んだ術式によりディミトリアを縛り、候領を自らの都合のいいようにしていたが、放浪の旅の途中偶然通りかかり、ディミトリアに一目ぼれした御堂大河と喧嘩してぼてくりこかされる。以上。
五位 未定
六位 歌わせるもの(Cantarella)
 ボルジアの女。
 幻想の毒薬である『カンタレッラ』を手に入れるため、存在しなかった子供として処分されるはずだったボルジア家の娘を侯が引き取り、手を加えたもの。
 魔術的な工程を無視して、あらゆる効果を持つ毒物を体内に生成する、毒の魔女。結局、毒にしかならなかったので失敗作とされた。
 何を隠そう、サトミマンション?に住んでいる毒婆の養い親で、ジャコウネコの実母ある。
七位 疫病(Epidemic)
 偏在する吸血鬼。人々の噂を拠り所に不滅性を得た、最も神に近い吸血鬼。だれかの記憶に残っている限り死なない筈の存在だったが、十二位の杯に飲まれて消滅する。
八位 坩堝(Crucible)
 混ざり合う吸血鬼。霊構造のフラクタル化により不滅性を得た、最も不死に近い吸血鬼。血の一滴、灰の一片でも残っている限り死なない筈の存在だったが、十二位の杯に飲まれて消滅する。
 七位の『疫病』とは対として考えられ、二つの存在が合一化すれば完成に至ったのだとも言われている。
九位 未定
十位 未定
十一位 未定
十二位 血と杯(Blood and Grail)
完成に至らなかった完成品。

番外

十三位 竜公子(Drakulya)
 第一位から分化した吸血鬼狩りのダンピールの事を指して言う。初代はワラキア公ヴラド・ドラキュラ。人としての死後、魔王と呼ぶに値する強大な吸血鬼として覚醒する。
 現在、二代目で、六位との間に子供が一人いる。

新ローテンフェルト十二使徒

 新ローテンフェルト候、御堂大河の弟子十二人から成る、デビル八極拳の使い手たち。普段はローテンフェルト十二房とも呼ばれる十二の離宮に座し、ローテンフェルト城を守護している。
 各々が恐るべき使い手で、最低でもガンダムと素手で戦う程度のことはする。

話題まとめ

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