端午の節
端午の節
五月五日を端午と称する。中国の故事に由来するが、日本の端午の内容、形式は中国のものとは異なっている。
五月三日
六衛府が菖蒲を献ずる(献菖蒲)。菖蒲と艾とを盛った輿を南殿の階の東西に立てる。この輿をあやめの輿と呼ぶ。
五月四日
主殿寮の官人が南殿をはじめ、諸殿舎の軒に菖蒲を葺く。
五月五日
この日は天皇をはじめとして、群臣がみな菖蒲の鬘をつける。
五日の節会
早朝に天皇が武徳殿に出御する。皇太子以下群臣に薬玉を賜る。
騎射
射手が左右前後に二人ずつ組んで勝負を競う。このことを手結(てつがい)と言う。 三日には左近衛府の荒手結、四日には右近衛府の荒手結が行われる。荒手結とは下稽古のようなもの。 五日に真の勝負が行われ、これを真手結といった。
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References:[夏の行事]