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市原千沙紀

市原千沙紀(いちはら・ちさき)

 市原の魔女達の血を引く娘、市原眞由美の遠縁で生まれながらの魔女。細身の体に男物の服、短い髪にりりしい顔立ちの少年と見紛う少女。
 幼い頃から自分の性を受け入れられず、女らしくさせようとする母親、市原千栄子と反発。魔女であること女であることにプレッシャーを感じ、男物の服を着て男の子のように振る舞い、小学校高学年から中学校にかけて登校拒否やからかった男子に石を投げつける、学校の窓ガラスを割るなどの問題行動を繰り返し、精神的に非常に不安定。
 魔女の素質は高いが、身に危険が迫ると発動する自動防御と暴走以外に自ら魔術を使うことはできない。
 2006年秋、黄昏の魔女達の手で保管されていたクーネルダールの奇書を奪って逃走する。2006年冬、市原眞由美佐上氷我利らによって書の支配から解放され、佐上雑貨店に眞由美と共に居候することになる。
 念願の学校に通うことになり、少しづつ心を開いているらしい。
 久志水滸伝 第64位:地飛星

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