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サトミマンション

サトミマンション

 吹利市幡多町の小高い丘にあるマンション。以前より「出る」と噂されたモーテルの廃墟を元に、破棄された海外のホテルの特に「曰く付き」の資材なども織り交ぜて再建された、里見一族の吹利における拠点。

 生者の住人よりも死者の住人のほうが多く、時に交流し、日頃から不可侵を守っている。互いに尊重しあって生活しているが本質的には死者の領域である。


ここまで里見解体前の設定

 近鉄吹利駅前からバスで10分、幡多東停留所下車して徒歩で5分程。小高い丘の上にある。

内装について

 布張りの壁に赤毛の絨毯、黒檀の柱というのが基調になっている。これは廊下においても各部屋においても同様だ。畳が好きな住人は自前で持ち込む必要がある。靴も本来履きっぱなしの仕様であるがそこは日本人、玄関で丁寧に脱いであがる住人が多いようである。

 間接照明が主体で蛍光燈は使用されていない。これは各部屋においても同様であるが住人が自分で買ってきて付け替えることは可能である。廊下のランプは0時で消灯となり、この時間以後歩く場合は各部屋に設置されているカンテラを灯す必要がある。午前様になった住人は部屋につくまでに数人の青白い影とすれ違うことであろう。

外観について

 古い洋風のホテル。鉄筋五階建て。地下あり。尖塔あり。

 外壁に鬱蒼とツタが絡まり、周辺の樹木は一年中枯れている。敵意を持って踏み入れた者を襲う可能性あり。晴天でも空は灰色にしか見えず、夕方以降はコウモリが飛び交っている。

 また、裏に回ると荒れ果てた庭があるが、時折妖樹達が目を覚まし極彩色の花を咲かせて歌うという。

各部屋について

 1階は家族向けの部屋が二つに管理人室とロビー。2階は家族向けの部屋が4つ。3階と4階は独身者向けの部屋が6つずつ。5階はオーナーとその周辺の人々がワンフロアまるまる使っている。

 詳細は決めていないが家族向けの部屋は4LDKバス、トイレ付き。独身者向けの部屋は2LDKにユニットバス付きというイメージ。

住人、および来訪者への注意

 聖性のある道具、特に十字架や聖水などの持ち込みは固く禁じられている。仮に持ち込んでも敷地内に入った途端それらは青白い炎をあげて炎上するようになっている。これは人物においても同様で、信仰心の高い聖職者などはその力量に比例して排除の力が働き、最悪死に致る。通常は近寄っただけで気分が悪くなり、近寄ろうとも思わないであろう。

 住人であれ来訪者であれ、死者には敬意を払う必要がある。尊重されているかぎりは彼らもまた生者を尊重するという暗黙の了解がある。万が一もめ事になった場合、管理人の仲裁が入る。

いずれ劣らぬ住人の面々

  • 【庭及び周辺】「死者追う牧羊犬」白雲(※非常勤嘱託)

登場人物

 多いので割愛。

舞台とした話

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