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OM04で肝となる存在。

一応の定義としては「死んだもの」「目にみえないけど何か起こすもの」みたいな感じ。

OM04において、鬼は不思議な現象の原因として機能することが多い。

今昔物語に登場する鬼は筋骨隆々でいかつい顔をし、大きな口には牙が生えており、ふんどしを締めている、といった今と同じような姿をしていたようである。

史実での鬼

病因としての鬼

人間界に疫病をもたらす鬼として疫鬼というものがいた。鬼に近づくとその気にあたり、それによって病気になったという話が説話で見られる。

「政事要略」に疫鬼の図が収められており、それでは疫鬼は髪の毛が逆立ち、裸で筋骨たくましく、腰に赤いふんどしを着け、右手に赤い袋をつり下げている。

また、「春日権現験記絵」にも同じような疫鬼が描かれている。こちらは腰に槌を差している。

疫鬼は槌と鑿を使って、人に死をもたらすと考えられていた。鑿は赤い袋に入っており、その長さは一尺である。

赤色は病気と関連しているようで、鬼とは少し異なるが今昔物語に伴善雄が疫病神となって出てくる話がある。このとき、彼が着ているのは赤い衣であった。

百鬼夜行

妖怪の百鬼夜行に近い物があるが、主に鬼によって構成されていたらしい。一つ目や手が何本もあるもの、角が生えたものなどが出てくる。

この百鬼夜行に遭遇すると病気になったり、死んでしまったりすることがある。

関連する話

メモ

資料リンク

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Last modified:2006/10/26 01:09:36
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References:[陰陽師] [典型的な話の筋]
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